75人が本棚に入れています
本棚に追加
/47ページ
とわる日曜日、私はいつもとは違う道で友達の家に行ってました。
この道は何だか下町を連想させる雰囲気だった。
何処かから聞こえてくる童謡、地面には円が並んでる… そんな道だった。
まだこんな場所が残ってたなんて…
私はそう思った。
ふと目の前を見ると遊ぶ約束をしていた友達が手をふっていた。
どうやら迎えに来てくれたらしい
「どうしてここから来るのがわかったの?」
「あの道いま工事中でしょ、だから」
何の不信感もなく私は友達と一緒に歩いた
ふと耳をすますと「かごめかごめ」が聞こえてきた
見ると子供たちが楽しく遊んでいた
私と友達はその子供たちと遊びはじめた
「か~ごめか~ごめ~」
私は真ん中でじっとしゃがんでいる友達を見ながらまわった
後ろの少年だぁ~あれ?
私が後ろになった
私はクスクスと笑いながらじっと待っていた
「貴方だったのね…」
「えっ…?」
彼女の声じゃない
何か別の…
「貴方ね…私を…」
「えっ?何?」
その声は小さく呟いた
「を…殺したのは」
何のことだかさっぱりわからない
気づくと周りは海に囲まれた崖
一瞬のことだった…。終
最初のコメントを投稿しよう!