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    「…‥‥またやっちゃった」     夜も明けていない午前4時。   僕、入屋 都綺(いりや とき)は上体を起こして布団を除け、泣きそうになりながら自分の体を見下ろした。   高校に入ったというのにおねしょのような染みがパジャマに表れている。     「あの夢…どうにかならないかな‥」     僕は男が寝てる間に時々してしまう生理現象を、ほぼ毎日しちゃっている。     不可抗力だけど‥…     もう見慣れたこの惨状を見つめ溜息が出る。     この原因は僕が毎日見る夢で‥…   それは凄く生々しくて、願望の塊…     自分が望んでいることだと思うと罪悪感に苛まれる。               お兄ちゃんとの…               ……‥‥…エッチだなんて    
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