夏風車バイオレンス

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少し鬱気味になった僕の心。 そんな物を吹き飛ばすような突然の青い風。 これからどうなるか、なんて僕にはまだ早過ぎる。 泣くには早過ぎるんだ。 僕は走った。 走った。 口から内臓が飛び出すくらいのスピードで、退屈な一本道を、 僕の家の前を、 ロケット公園を走り抜けた。 そして…… 毎日通ったあの場所に 朝一で見に行ったあの笑顔を見に。 僕は走った。   僕らはあまりにも若くて無力だけれど、それでも溢れる程の希望に溢れている。 今僕は自分を叫ぶ。 僕の存在を示すかのように。 もう一度言う。 僕たちは無力だ。 だけど、いつかこの世界をぶちのめすために ハイキックをかますために、精一杯生きているんだ。
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