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今の速攻が
聖城バスケそのものだ。
相手OFを必ず止め
着実点を取る――
先程は相手OFの中心人物を
止められないでいたため
本来のバスケが出来ずにいた
しかし今は･･･
「リバンッ！」
パシッ―――！
勿論制したのは聖城･･･
ヒュッ･･･ヒュッ――
スパッ･･･
大沢も葉山も限界は
越しているはず･･･
しかし、そのプレーは
活気あり周りを勇気づける
「おい･･神藤って言ったか？」
慧に問いかけるのは堤浦
「あ、ああ。ハァ･･･」
「お前･･強いな･･･。
だけど、勝つのは･･･」
「''俺だから''」
双方から同時に声がとぶ
どうやら考えていることは
皆同じのよう･･･
大袈裟に笑い
ボールは慧に･･･！
残りは２分･･
スコアは70－76の負け
ダムダムッ―――
警戒心など今はない
見るのは勝ちの２文字のみ
ダダッ！キュッ！
スパッ―――
「ストップ＆ジャンプ･･」
今までこの技に
苦しんでいた慧･･･
その苦しめられた本人の前で
華麗にやってのけたのだ
堤浦も悔しさは隠せない
「チッ！」
「堤浦！」
形振り構わず突っ込む堤浦･･
ドカッ！･･･！
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