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十一月のある日。
「演劇?」
「うん。何か楽しそうじゃん?」
「なんで、アニメを作らないの?僕らアニ研でしょ?」
「ヒント、女の子キャラの声優」
「うっ……まあ、僕は演劇でも構わないけど……」
「よし。じゃあ決まりだな」
「あっ、ちょっ……」
ここは、とある大学の、アニメーション研究会。俗にアニ研……否、萌研と呼ばれるところである。
僕は、12月の第三土曜・日曜に行われる学園祭…所謂、クリスマス祭…の出し物について、親友の毅(つよし)と話し合っていた。
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