叶わぬ願い

11/13
1175人が本棚に入れています
本棚に追加
/329ページ
一馬は退屈なコンテストに飽き飽きしていた 「早く帰りたいのに…」 しかし一馬は特別審査員だった 「姫は何してるのかな…」 くだらないコンテストなんてどうでもよかった 「一馬様、始まります」 「はいはい…」 仕方なく席を立ち、コンテスト開催の挨拶をして席に戻る 「めんどくさ…」 一馬は観覧車を見ていた さて次のPrincessは… 雪菜が出て来た 「あの人は…」 りおの担当の看護師を思い出していた 「りおを担当していた人か…」 雪菜を見た会場の観客の拍手が大きくなった 「なるほど…」 雪菜を見ていた 「それでは最後のPrincessです!」 「ぶっ!」 りおを見た一馬はコーヒーを吹き出してしまった 「姫?」 いきなり出て来たりおに驚いていた 会場も歓声を上げている 「さすが姫だな」 嬉しそうに笑う もちろん、一般投票の結果で雪菜とりおも最終まで残っていた [りおさん?] 雪菜はりおの姿をみつけた [りおさんがいるって事は、Zeroも客席に?] 雪菜は客席を覗く [あっ…いた] 自然と笑顔になる [よし、頑張ろう] 雪菜はメークを直し出番を待っていた
/329ページ

最初のコメントを投稿しよう!