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お父さんのお墓の前に来た。
お墓はおばちゃんの、近所のお墓に眠らしている。
丁度おばちゃんも、来ていた。
俺「ばぁちゃ~ん」
ばあちゃん「おや翼かい。よく来てくれたね…お父さんに逢いに来たのかい?」
お母さん「お久しぶりです」
俺「家族が増えたから、報告しに来たのほら」
おばちゃん「あらまぁ、可愛い猫じゃあないかい。名前は?」
俺「黒猫だからクロって言うの。ほら、クロおばちゃんだよ。挨拶して」
クロ「ニャ」
おばちゃん「あら、お利口なこと」
俺「クロあれがね、お父さんだよ」
クロ「にゃ?」
俺「あの中に、お父さんが眠っているの」
お父さん新しい家族が、増えたよ。
クロって言うんだ。
可愛いでしょ。
お父さんクロも見守ってね。
おばちゃん「久しぶりに来たんだ、家に来なさい。もちろんクロちゃんも」
俺「やったー」
ばあちゃん「幸子さん、翼あんなにも元気になりましたね(笑)」
お母さん「ええ、クロが家に来てからと言うもの…すっかり元気になって」
おばちゃん「ずっとあんなにも泣いていたのにねぇ(笑)」
お母さん「不思議ですよあのクロちゃんは」
俺「ばあちゃん、お母さん早く早く」
ばあちゃん「今行くよ」
ねぇお父さん今は凄く凄く、幸せだよ。
この幸せが消えて欲しくない。
だからずっとずっと見守って。
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