第四話 お父さんのお墓

2/3
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
お父さんのお墓の前に来た。 お墓はおばちゃんの、近所のお墓に眠らしている。 丁度おばちゃんも、来ていた。 俺「ばぁちゃ~ん」 ばあちゃん「おや翼かい。よく来てくれたね…お父さんに逢いに来たのかい?」 お母さん「お久しぶりです」 俺「家族が増えたから、報告しに来たのほら」 おばちゃん「あらまぁ、可愛い猫じゃあないかい。名前は?」 俺「黒猫だからクロって言うの。ほら、クロおばちゃんだよ。挨拶して」 クロ「ニャ」 おばちゃん「あら、お利口なこと」 俺「クロあれがね、お父さんだよ」 クロ「にゃ?」 俺「あの中に、お父さんが眠っているの」 お父さん新しい家族が、増えたよ。 クロって言うんだ。 可愛いでしょ。 お父さんクロも見守ってね。 おばちゃん「久しぶりに来たんだ、家に来なさい。もちろんクロちゃんも」 俺「やったー」 ばあちゃん「幸子さん、翼あんなにも元気になりましたね(笑)」 お母さん「ええ、クロが家に来てからと言うもの…すっかり元気になって」 おばちゃん「ずっとあんなにも泣いていたのにねぇ(笑)」 お母さん「不思議ですよあのクロちゃんは」 俺「ばあちゃん、お母さん早く早く」 ばあちゃん「今行くよ」 ねぇお父さん今は凄く凄く、幸せだよ。 この幸せが消えて欲しくない。 だからずっとずっと見守って。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!