第一章 遠く離れた日常

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ブラウンの髪をショートにした女性が簡素な部屋で朝食をとっている。 そして新聞を片手にトーストをくわえながら読む……がすぐに止めてしまった。 どうせ吸血鬼による変死事件ばかりだろう職業柄そういうのを見ると頭が痛くなる。 支度をして署に――彼女は警察官なのだ地位は准尉。吸血鬼との戦争の結果警察も半ば軍人化している。 そしてバイクに股がりエンジンをふかした。
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