1905人が本棚に入れています
本棚に追加
/182ページ
【 サキ 】
「慧ちゃーん♪」
明るく僕を呼ぶ声がした。
大きく手を振りながら駆け寄ってくる少女の名前は、サキ。小学6年生。
妹だ。
満面の笑みを浮かべ、軽く白い息を吐きながら駆け寄って来ていきなり抱きつかれた。
サキ「ただいまー♪」
慧「おかえりサキ」
サキ「今日ね♪今日ね♪」
慧の顔を見上げながら、いきなりマシンガントークで、今日の出来事を片っ端から喋りだす。
いつもの日課だ(笑)
慧はクスッ(*´艸`*)
っと笑いながら妹の1日を嫌な顔一つせずに聞いていた。
…思えば良く笑うようになったものだな…
サキの顔を眺めながら過去を振り返る慧だった……
最初のコメントを投稿しよう!