第一章 『牢獄』

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むかしむかし 銀色の髪と 銀色の眼を持つ 少年がいました。 少年は ちいさな孤島の ちいさなちいさな 村でうまれました。 少年の うまれ育ったこの村は すこし前までは ゆたかな森と 色あざやかな花ばなにかこまれた それはとてもとても キレイなところでした。 でも ある日をさかいに 村のだいじな森も花も かれてしまいました。 そんな日に 少年は神さまから いのちをもらったのです。 でも彼は けっして望まれてうまれた コドモではありませんでした。
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