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むかしむかし
銀色の髪と
銀色の眼を持つ
少年がいました。
少年は
ちいさな孤島の
ちいさなちいさな
村でうまれました。
少年の
うまれ育ったこの村は
すこし前までは
ゆたかな森と
色あざやかな花ばなにかこまれた
それはとてもとても
キレイなところでした。
でも
ある日をさかいに
村のだいじな森も花も
かれてしまいました。
そんな日に
少年は神さまから
いのちをもらったのです。
でも彼は
けっして望まれてうまれた
コドモではありませんでした。
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