とある弓引きへ

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貴殿とは遠い未来逢うと思います。 貴殿が弓道を続けていれば…。 私が今貴殿に伝えてることはきっと今の貴殿理解できないでしょう。 けどきっと解る日が来ると信じてます。 一般の弓道と学生の弓道…壁は必ず感じると思います。 『学生の時は…こうだったのに』ってなると思います。だけど…その時…これがアイツらの言ってたことなんだと思ってくれれば幸いです。 貴殿の弓道への情熱は確かなもの。 合わなかったり間違っていたなら下方修正する。 弓道は一人では出来ない。 これから出逢う多く師達の指導が貴殿を導いてくれるでしょう。 たけど…多くの師の指導も…バラバラだと思います。 その時は一つ一つ試し篩にかけて自分の体躯にあった物を身につけてください。 ただしそれは人の力を借りるのではなく…己の力で。 師を信じ己を信じてください。 きっと…道は導かれると思います。 私の師の一人が『弓道と言う登山は入り口はたくさんある。だけどその頂にあるのは同じ』と。 ご武運をお祈りします。 そして5年後…10年後…はたまた30年後…貴殿と逢うこと…楽しみにしています。 それまで…必ず貴殿の名覚えておくよ では…
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