・・・パーティー・・・

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    ―――現在時間へ。     美優『要?私といる時は、そうやってありのままの自分でいてね。』     昨夜の事を思い出しながら、要に語り掛ける。     美優『疲れた時は休んでいぃんだし、周りの事なんか気にしなくてもいぃ。 無理しないで、私の前でだけは弱音を吐いたっていぃんだよ。 要の言いたいことや思ってる事、全部聞いてあげるから。』     要の髪を弄びながら、そう話す。     普段の自分なら、こんな恥ずかしい事は言えない。     だけど、これを言う事で年下だけど、少しでも要が私を頼ってくれたらいいと思う。     暫く、無言の時間が過ぎた後、小さな声で要が言うのが聞こえた。     要「ありがと……な。」    要の素直なお礼の言葉に、胸が暖かくなるのを感じる。     (やっぱり、私要の事大好き!)     だがそんな静寂は長くは続かなかった。     すぐに部屋がノックされ、パーティー開始まで間もない事を知らされ、慌ただしくなったからだ。    
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