ただ君に…

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僕は一番大切な人の手を 離してしまったよ これで良かったと自分に言い聞かせるけど やっぱりツラくて 何もなく過ぎてゆく日々の中で 自分を見失っていた 今さら後悔なんかしても 戻らない大切な日々に いつの間にか手を伸ばそうとしていたんだ わかっているはずなのに… ただ君に伝えたい言葉があるよ それは飾った言葉なんかじゃないから ありのままの気持ちを今君に… 大好きだよ 強がる自分が弱かった なんで素直になれなかったんだろう たった一つの言葉で 僕らはまだ手を繋いでいたのかもしれないのに 歩きだそうとしても 邪魔をする思い出が 僕を引き止めて いつまでも同じ場所で 立ち尽くすだけ そんな自分が嫌になって なにもかもを放り出そうとした時 あの日君が言った言葉を ふと思い出した 『ツラいことがあった時こそ笑ってそれを乗り越えたらきっとまた強くなれるよ』って 暖かい君の言葉が 僕の歩き出す力をくれたんだ ありがとう… ただ君だけを見つめていたかった ただ君だけを愛していたかった ただ君だけに見つめて欲しかった ただ君だけに愛してもらいたかった だけど今はもう僕は歩きだすよ また君と出逢うために ただ君と出逢うために…
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