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『闇の向こうへ』
『光の彼方へ』から五年後の世界。
聖騎士団に所属したウィンは、ある日、姉のレイが何者かに連れ去られたことを知る。
連れ去ったのは…聖騎士団の他のメンバー、ゼロ、グレイ、ツェリーヌだった。
ウィンは聖騎士団を抜け、再び仲間を集めた。
そして、突如復活したカオスの討伐と、レイを救うための旅に出る。
旅の最中、ウィンは自分の未熟さに打ちのめされる。
すると、ウィンの育ての親、シグルが、自分の本当の力を見付けろ、とウィンを過去に飛ばす。
そこで、ウィンは自分の親、クラウド、メリルと会ってしまった。
それにより、歴史が変わった。
子供のウィンが、ウィンを追って過去にやってきたカオスの手下に殺されたのだ。
当然、現実のウィンも消える…と思われた。
が、過去の出来事が現実に起こるまでに三日のズレが生じるらしく、ウィンはすぐには消えなかった。
二日を使い、ウィンは力を見付けて現代に戻った。
そこで以前一緒に戦った仲間と出会い、喜ぶウィンだったが、過去のウィンが死んだため、彼を憶えてる者はいなかった。
ウィンは一人でレイを助けに向かったが、魂が憶えていたのか、仲間が彼の周りに集まった。
桜吹雪の中、仲間達は約束する。
この戦いが終わったら、皆で桜を見よう、と。
その後、ウィンは再びカオスの居る魔界へ足を踏み入れた。
クラン、ヴェル、ユエラと、新たな仲間、イリス、アデル、リデルと共に。
最深部へと続く道を進んで行くと、途中分かれ道があった。
ウィン
クラン、アデル、リデル
ヴェル、ユエラ、イリスの三手に分かれ、先に進むことにした彼らの元に、カオスの手下が立ち塞がる。
苦戦するウィン達。
だがそこに、心強い味方が現れた。
クラン達の所にはグレイが、
ヴェル達の所にはツェリーヌが、
そして、ウィンの所にはゼロが。
彼らは強く、カオスの手下はなす術もなく倒れていった。
仲間達が合流し、最奥へ向かう。
するとそこには、酷く衰弱したレイが居た。
弱った体で、レイは言葉を絡ぐ。
カオスの居る所には、光か魔の力を持った者しか行けない、と。
つまり、半分だが光と魔の力を持つ、ウィンとゼロしかカオスの元に行けないということだった。
彼らは迷うことなく、魔王の元へ向い、辿り着いた。
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