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街人は、一通り話して去っていった。
いつの間にか争いを止めていた二人と、真剣に話を聞いていた三人は、バッと顔を見合わせた。
「…ねぇ聞いた?今の…」
「はい、バッチリです」
「強い魔物…」
「賞金100万G…」
「今のオレ達にピッタリじゃん!」
五人の意見は…一致していた。
「強い魔物がなんだ!オレ達にかかればちょちょいのちょいだ!」
「全くその通りだな。…久しぶりに手応えのあるやつと戦えそうだ」
「街の人を怖がらせるなんて…許せません!」
「賞金、賞金…♪」
「…不純だな…」
(さっきは疲れたって言っていたのに…)
それぞれの思いを胸に、彼らは貼り紙に書いてあった住所に向かった。
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