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そして数日が経った。
俺はまた彼女のいないスキにバッグの中を見てしまった。
(………?)
見ると前に見たのと違う封筒があるではないか!サイズも少し大きめだった。確認するとそれはなんと裁判所からの手紙だった。いわゆる特別送達である。
どうやら彼女は弁護士に連絡を取らなかったらしい。そこで相手方は法的手段に出たのだった。
何月何日に出頭しなさいという内容が書いてあるものと、調停調書とでも言えば良いのか、そんな紙が入っていた。月々3万だったか5万だったか、支払えという内容だった。
言うまでもなくこの件に関しても俺の感知する所ではない。ただ何となく不安な気持ちになった。
そんな事が有りながら時は過ぎていった。
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