もう書きたくない!くみこさん,好きだ。

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もう書きたくない!くみこさん,好きだ。

くみこのテンションダウンに気付いたのかおばさんが言う。 『大丈夫よくみこちゃん!そんなにひどいニオイでもないわ。きっとあなたのパパがいつもみたいに泥酔でもしてあなたの部屋のゴミ箱にゲロでもしちゃったのよ。』 『なぁんだくみこ安心!☆そうだよね,自信持たなきゃ!ぷもぷみゅんぴ!☆てへっ』 くみこの父がドラッグに手を染めたのは12才の時だった。世界のドラッグディーラーであった叔父,望波田 穣(モチハダ ミノル)の影響で始め,16才になる時には叔父も通っていた私立オノサワ高校内で売業を行なっていた。その時には幸い彼自身はドラッグ中毒を克服していたが,友達ら19人の生徒が逮捕されてしまった。その当時の経験が糧になり今,彼は検察官をしている。友達を大量検挙した警察官,裁判所での弁護士や検察官達の活躍全てに憧れ,興奮していた。 そんなこんなで彼は酒癖が悪く,くみこのゴミ箱にゲロしたのでした。 『それにしても言われてみたらホントに今日は人が少ないみたい。なにかあったのかしら?』 『なにか怪しいわね。事件の香りがするわ。さっわたしの店に行って調査を始めましょう。』 『はい,おばさま☆くみこ推理だーいすき☆』
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