参考文献

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参考文献

📖   小林 正観 大和書房   『この世の悩みがゼロになる』 から抜粋    五つの解決方法    いろいろな問題に出合った時、私たちは三次元的に三つの解決方法を持っています。  三次元というのは、普通の物質世界・経済社会のこと。  三次元に対して解決方法が三つであるというのも面白いことなのですが、その一つ目は戦うこと。討論し、相手と論議を戦わせ、相手を納得させ屈服させ、その人を乗り越えるというやり方です。  二つ目は、逃げ出すこと・逃避すること。この課長のもとでは、あるいはこの社長のもとではとてもやっていけないと思い、その会社を辞める、などというのはこの方法です。  三つ目の方法というのは、我慢し忍耐をし続けること。この方法によって問題を解決する(というよりは先送りしているわけですが、この方法を選んでいる)人は少なくないでしょう。多分、問題に直面したときに、もっとも多くの解決方法として、この三番目を選んでいるのではないかと思います。  ところが、四次元に、実は四つ目の解決方法があります。それは「気にしない」という方法です。「気にしない」を英語でいうと「I don't mind.」になります。「ドンマイ、ドンマイ」というのは「ドント・マインド」の略です。  さらに、五次元に五つ目の解決方法があります。これはかなりレベルの高い方法なのですが、それは「気にならない」という解決方法です。四番目は「気にしない」でした。五番目の「気にならない」というのは「There is no problem.」(どこにも問題がない)という考え方です。  もともと、目の前に問題が生じたときに、その問題を解決する方法として、戦ったり逃げ出したり我慢したりする方法を考えたのでした。それに対し、問題を認識しない、目の前に認識しないということで、まったく初めから問題を感じないという、そういう根源的な解決方法があるわけです。  つまり、問題として認識しないという人格の在りよう・在り方が、もともと問題を生み出さないという考え方です。
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