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『なにしてぅんだ?』
俺が顔を見上げると一人
の女の子が不思議そうに
俺をみていた―…。
短い髪を可愛らしいリボン
で二つくくりにしていて、
フリフリのワンピースを
着ていていかにもお金持ち
ですっ!って感じの女の子
だった。
『おい。泣いてねぇで喋れ』
女の子はそう言った。
なんだよ、この女の子!
中身は男みてぇじゃん…
「ほっとけよ。」
俺はボソッと言った
まだその時8歳だった俺は
今の状況をうまく把握する
のが難しくってただ分かったのが
自分は親に捨てられたと
言うことだけだった。
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