beat maker

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1998年5月、僕達はあのゲームに出会った。 beatmania 2ndMIX 稼動してから二ヶ月目、まだまだ賑わい続けているこのゲームに興味をひかれた僕達。 それはまだ、中学一年生の時だった… ('A`)「なあ、あのゲーム…何だか面白そうじゃないか?」 ( ^ω^)「どれだお?…ん、あの…beatmaniaとかいうゲーム?」 ('A`)「ああ、それだよ。ちょっとやってみないか?」 ブーンとドクオが学校帰りにこっそり寄ったゲームセンター。 そこでは、盛り上がりを見せているbeatmania 2ndMIXが稼動していた。 ( ;^ω^)「うーん…でも何だか難しそうじゃないかお?」 ('A`)「いじってみりゃ大丈夫だろ、最初は誰でも難しいもんだよ。」 ( ^ω^)「それもそうだけど……お?」 ('A`)「ん?」 ブーンが躊躇している時に、丁度筐体から流れてきた曲。 それはあの名曲、『20,November』だった。 ( ^ω^)「こ・これは…」 ('A`)「すげ…ノリが良いし、格好良い曲だな…」 これがブーン達がbeatmaniaの世界へと入るきっかけになった。 二人はbeatmaniaにどっぷりとはまり、高校、そして大学へと入っても音ゲーを続けていった。 …そして時は流れ、八年後の2006年… 大学三年生となったブーンとドクオ。 もはや親友の間柄である二人は、毎日のように一緒に行動していた。 当然、音ゲーも八年間ずっと続けている。 そんなある日…
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