★ヒモ無しバンジー★

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「上から叫び声がしたんでびっくりしましたよ。ご無事でよかった」 向き直ったフーニィに笑いかける青年。 「フニの乗ってた葉っぱが急に燃えちゃって…」 「葉っぱ…ですか?」 青年は不思議そうな顔をしたが、深くは訊いてこなかった。 「元気なのは良いことですが、綺麗な顔にケガでもしたらご両親が気に病まれますよ」 にっこり笑い、「では」とお辞儀をして青年は去っていった。     「…はっ、結局どこの誰だったんだろ…」 フーニィが気づいたときにはすでに青年の姿はなかった。
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