―序章―

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ピカァッ!!・・・ゴロゴロ・・・・・・ 外は雷に暴風雨 そんな最悪な天候な最中、集落を見下ろすことができる高台にある屋敷に二人の男女が忍び込んでいた 「ねぇ・・・やっぱり、やめない?」 不安そうに女が言う 「ここまで来たんだし最後まで行こうぜ」 男は目をキラキラさせ前へと突き進む。 そんな男に女はなお、不安そうにしながらも付き従っていく。 「おい・・・そんなに不安がるなよ。俺たちにはこれがあるから大丈夫だって」 言いながら腕を上げた男の手にはしっかりと拳銃が握られている。 そして、その拳銃と同じものがもう一つ女の手にも握られていた。 この二人が住むのはこの屋敷の眼下に広がる集落"江紅町(エコウチョウ)”またの名を"裏の町-リバース・タウン-”と呼ばれている町だ
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