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僕は「どうした?」
「撮影は問題なくなったやん」
マナ「・・・」
振り絞った声で、
マナは「匂いが気になるんです」
そっちかい、
僕は「血が気になるんじゃなくて、においが」
マナ「はじめて付き合った人に言われたことがあるんで、においますかね?」
たしかに夏の暑いときでそんなトラウマがあれば気になるよな、
マナ「マネージャー、におってみてください」
って、おいっ、僕は君の彼氏や家族じゃないぞ。(心の中で東京風)
信頼してるにしても、ちょっと痛いぞって、思いながら
軽く嗅いでみた、僕は鼻が弱いせいか特に感じない、
むしろ顔を近付けた際の
ミニスカからのぞく太ももに注意がいってしまった。
ミヤマネージャーが
「マナ、これ使いなっ」と、
制汗スプレーと香水を渡す!
完璧な仕事だ、これがマネージャーか、そして空気を読むとはまさにこういうことだ。
マナの顔が一気に笑みを取り返した。
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