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陸は昔から私に対して異常な程の心配症だ
だから、自分と違う高校に行く事を嫌がった
中学３年、陸にはサッカーで有名な高校から推薦入学の話しが持ち上がった
それを陸は
「蒼が行かないなら俺も行かない」
と断ろうとしていた
でも、陸には才能があった
お陰で私は陸の担任や監督、チームメイトに泣きつかれた
でも、陸が行く学校は私立で経済状態から私が通う事は出来なかった
困り果てた私を見かねた担任が卒業まで内緒にしてくれると約束してくれ
陸は卒業までその事を知らずにいた
それから陸はしばらく口を聞いてくれなくなった
でも、やっぱり心配らしく暇さえあればここにやってくる
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