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青い空に浮かぶ白い雲。
陽射しがとても眩しい太陽大地には無限に広がる砂漠昼間は何のへんてつもない砂漠と太陽。
その砂漠の一角に少数の住人が住んでいる。
朝から晩まで大忙しの毎日で休む暇もない。
しかし、ある瞬間だけは皆仕事をやめ一点を見つめる時間がある。
その時間とは、太陽が夕陽に変わる瞬間だ。
今日もその時がやってきた。
夕陽に変わると砂漠と夕陽が同じ色に同化するのだ。人々はその瞬間を奇跡の夕陽といい、神のようにあがめている。
中には、願い事を祈る人もいる。
中には、涙して奇跡の瞬間をずっと見つめている人もいる。
きっと一生の思い出にするのかもしれない。
夕陽と砂漠が同色になる時、まるで砂が海となって世界中に続いてるみたいだ。
この砂の海を越えたら私たちはどこへ辿りつくのだろうと人々は思っているかもしれない。
そんな事を毎日思いながら明日も大忙しの朝はやってくる…。
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