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キミ馬鹿。
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快晴‐KAISEI
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バカだよ。
俺も、お前も。
“バ鹿”だよ。
――ん? 俺の方が…
バカなのかな。
でも、認めたくないから、
キミのが馬鹿にしとこうかな。
「おはよう、快晴」
背中をバンバンと叩きながら、笑顔で挨拶してきた。
池川 ミサ。
迷惑な女だ。
「…はよ」
渡部 快晴。
高三の疲れきった俺。
「眠そうだね!」
「誰のせいだよ」
昨日、俺は寝ようとベットに潜り込んだら、電話が鳴った。
相手はこの迷惑女、ミサから。
迷惑女だ、っと思いながらも俺達は長電話。
もう寝た時間は3時、4時だったかもしれない。
この通り、寝不足。
これが毎日。
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