俺バカ、キミ馬鹿。

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「なんだかんだ言って結構楽しそうに話してたじゃーん」 肘でつつきながら、まるで恋人同士みたいな。 そんなやりとりをしてた。 けど、やっぱり心の中では『迷惑な女だ』と思う。 リアクションがでかすぎたり、とりあえず半端ない。 「お前な…もうこんな事、やめっ「じゃあ、またね」 俺の言葉は塞がれ、代わりにミサの声が重なった。 そして教室に入るミサ。 ちなみに俺とミサはクラスが違う。 クラスが違ってて、よかったかもしれない。  * * * そもそもミサが迷惑女になったのは今から一ヶ月前の出来事。 放課後に誰もいない教室で他愛のない話で盛り上がってたら、ミサがいきなり『快晴が好き』って。
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