☆教育方針の違い☆

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 ある晴れた昼下がり。事件?は起きた。 「夕羅(ユラ)っ、蒼大(ソウタ)くんがいないの!」 「散歩じゃないの?…あ、俺たちも出掛けよっか」 「…いつもこの時間は、お昼寝してるのに。どこか行くにしても、あたしに行き先言わないハズない」 「もしも~し…綺流兎(キルト)ちゃ~ん、聞いてる?」  蒼大くん可愛いから、変なオジサン、はたまたオネェサンとかにさらわれたりしないよね……。  妖魔人(ヨウマビト)でも子供だもん。外は危険がいっぱいだ! 「…綺流兎ちゃん、じゃあ◯◯◯する?」 「あんたは笹霧(ササギリ)さんかーーーっっ!?」  バキャっ☆メキョ☆ドメっ☆ 「ぐはぁッ!!(聞こえてるじゃないか~!)」 ※ちなみに、綺流兎の中の笹霧(=霧風(キリカゼ))イメージ→真面目な顔でセクハラ発言連発するヒト。  …おぉっと、(たわむ)れてる場合じゃない。 「捜しに行こう!」  瀕死の夕羅の首根っこを(つか)み、外へ繰り出す。  キョロキョロ見回しても、周りは鬱蒼(うっそう)とした森。大声で名前を呼んだが、無反応。 「…夕羅、蒼大くんの気配(けはい)とか、わかんない?」 「わかるよ。」 「じゃあ、案内してよ」  すると、思案顔の彼。
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