流転

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いいとこ、3人×3班、プラス現場指揮官1、の10人が妥当な線だが、オマケがあるとすれば、奴らの俺に対する評価と、作戦の要度の高さって事になるだろう。 さて、どんな評価をいただいているのやら? 殆ど、真っ暗闇に近い路地を駆抜ける。 途端に明るくなった。 街外れの廃墟ブロックに辿り着いたのだ。 明るくなったとは言っても、明かりが灯っている訳じゃない。 細く深い路地から、多少開けた場所に出ただけで、遠くの明かりを、路面が蒼く反射している程度のモンだ。 円形の広場を、捻れて曲がった金属製の柵がぐるりと囲み、中央には、細長い塔が鋭角に延びている。 人の気配は無い。 崩れた壁や塀。 あちこち、ひび割れたステンドグラス。 塔の頂点には、傾いた十字架。 塔の下に、うずくまるシルエットは聖堂の屋根だろう。
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