仕方なかった

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「自分みたいなサイテーな人間は死んだらいいんだ」いつもその言葉を聞く度に死んだらいい人間なんかいないってこっちまで苦しかった。昔、一緒に死のうとしたよね。どうして一緒に生きる事を考えなかったのかな。今になってよく思い出す。楽しかった過去、辛過ぎる過去。どっちも経験してもうほんとうにさよならしたから。お互い違う道を選んで違う人生を歩む事にした。一緒に幸せになれなかった事で私は心に深い傷を負ったけどほんとに深過ぎて触れられるだけでも痛いんだけどそれでも経験出来なかったよりはいいよと言ってくれる人がいるから私はまた前に進もうと思った。忘れたい過去。忘れられない過去。
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