失われた魔法

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風の家に着いて、リラックスをしていると、風が手料理をたくさん作って、みんなに出した。 風『ほら、みんなで食べて楽しく過ごそうぜ。』 恵理『うわー!すご~い!』 カンナ『これ、本当に風が作ったの?』 風『当たり前だろ~ほら食べよっ!』 たかし『いただきまーす!』 パクリ パクっ パクっ パクリ 四人『おーいしー!!!』 不安や寂しさが少しやわらいだ顔を見せる四人を見て風はホッとした。 カンナ『でもさ、私達って不思議だよね。』 風『何が?』 カンナ『だって職場も年も違うのに、いつの間にか仲間になってるし、こうして集まってる。』 ルナ『確かに。5つの星かもね。』 恵理『本当にいつの間にかって感じだよね。偶然が重なって集まったメンバーだよね。』 たかし『風は元々、俺の友達の友達だったんだよなぁ。』 風『そうそう。でもその友達より、たかしの方が気が合う気がして仲良くなったんだよな。』 恵理『私達は元々友達っていうか知り合いだったよね。』 ルナ『そうだね。私達も風とたかしみたいに、知り合いの友達から集まったんだよ。』 カンナ『最初からこんな感じだったよね~』 風『へぇー。やっぱり選ばれし者なのかもな俺達は。』 こうして出会いを辿っていくと、5人はだんだん選ばれし者っていう緊張を柔らかく出来た。 風『よし、飯も食ったし、たかしやるか!』 たかし『おう!』 恵理『何するの?』 風『ネットで出来るだけの資料を集めるんだよ。三人は交代で風呂でも入っててくれよ。』 ルナ『私達もやるよー。』 風『女チームは片付け頼む!』 カンナ『ちゃっかりしてるなぁ~恵理、最初にお風呂入ってきなよ。』 恵理『うん。ありがと~』 風『タオルは人数分用意してあるから、脱衣場で選んで。』 恵理『はーい。』 たかし『風、全部みるのか?』 たかしはもうパソコンを開いていた。 風『あぁ。噂や怪談話、いい話も悪い話も全部見る。』 たかし『了解!』 (カタカタカタカタカタカタ) ルナ『私達もパソコン持ってるから、明日持ってくるよ。』 風『おう。』 たかし『早速、出てきたけど、どれも古い記事ばかりだな。』 さすがに50年もたつと情報が古かった。 風『けど、俺達には貴重な資料だ。時間かかるだろうけど、見ていこう。』 たかし『よし!その前にトイレ!』 ルナ『まったく。』 カンナ『あはは。』
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