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続いて、五件目。
やはり、
またあの人だろうか？
そう、思いながら、
私は、メールを開く。
【FROM:田中 県一】
【TO:（ｸﾞﾙｰﾌﾟ①100名）】
っつかあ～！！君っっ！
いやあ、実についてる、
ついてるよー。
運がいい、きみはぁぁぁぁ！！！！
…ゼエ…ゼエ…（息切れ）
興奮しすぎた。
これは失敬！
てか、運がいいよ。
なんと、この私に、
ｸﾞﾙｰﾌﾟ登録を、
してもらえるのだからね。
これから、君らは、
【田中エリート眼鏡団】
の一員だ。
おめでとう！
田中会報を、
定期的に送るから、
楽しみに、
しておくように（爆笑）
END
「………」
何度も、
メールを読み返す私。
………は？
これはなんなんだ？
いたずらか？
かなり、
突っ込みどころが満載な、メール内容だが…。
特に、最後の、
爆笑…、
…とても、
いや、確実に、
笑える内容では、
ないと思いますが？？
田中さん。
いや、それより…、
私は、思わず叫んだ。
「たーなーかーっ！！！
私を、無断で、
変な団体に、
いれるなあっっ！！
………ハアハア…」
私も、息切れした。
何故か、
虚しさが、
こみあげてくる。
…取りあえず、
残りのメールを、
最後まで見るか。
私は、そう思い、
６件目をクリックした。
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