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「…さぁこれから、あなたには人生ゲームをしてもらいます」
「…え!?
というかあなたは誰なんですか!?」
「…ルールは普通の人生ゲームと同じです」
「…しかし、この人生ゲームのイベントは、あなたが決めた人に実際に起こります」
「ちょ…」
「…例えば、あなたが借金のイベントに止まると、その人は実際に借金を負います」
「だから…」
「…しかし、あなたには借金を負いませんので、ご安心を」
「…すいません」
「…では幸運を祈っています」
男はそう言うと、洋子に一冊のルールブックを手渡した
すると、目の前が真っ暗になり、洋子が元々いた場所に戻った
………
洋子はその本をしばらく読んだら、大まかなルールは分かった
この人生ゲームは、私が実際に人を選び、その人を主人公にして、人生ゲームを行うのだ
例えば、『友人A』を主人公に選び、人生ゲームをする
『借金を背負う』というマスに止まると、その『友人A』は本当に借金を背負い、『家を買う』というマスに止まると、その『友人A』は家を買うらしい…
本当かな……?
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