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友達と親友と
「そういやさ」
「ん」
夕日から伸びる影だけを見つめて。
「なんで私の名前、知ってたの?」
朝からずっと気になって気になって、
「初対面って自分で言ってたじゃん。」
でも不思議と、気持ち悪い、とかそんな感覚しなくって
むしろ、それが当たり前な気がして。
「初対面だけど、互いに意識して会ったのが初めてだったから。」
なんだか、前から知ってる気がして。
「また明日。」
いつの間にか、森林は消えていた。
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