友達と親友と

1/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/11ページ

友達と親友と

「そういやさ」 「ん」 夕日から伸びる影だけを見つめて。 「なんで私の名前、知ってたの?」 朝からずっと気になって気になって、 「初対面って自分で言ってたじゃん。」 でも不思議と、気持ち悪い、とかそんな感覚しなくって むしろ、それが当たり前な気がして。 「初対面だけど、互いに意識して会ったのが初めてだったから。」 なんだか、前から知ってる気がして。 「また明日。」 いつの間にか、森林は消えていた。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!