プロローグ

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高島英介は大学の一室を訪ねた。 課題となっていたレポートを提出に来たのだ。 扉の上には、『人体科学研究室』とかかれている。   扉をノックした。 しかし返事はない。 英介はノブに手をかけた。 鍵はかかってないようだ。 躊躇わず扉を開けた。 部屋の中は電気がついておらず、真っ暗だ。 どうやら教授は外室中らしい。   入ってすぐの壁を手で探り、電気のスイッチを押した。 部屋はすぐに明るくなった。 それでも何か暗い感じがする。 部屋の空気自体が淀んでいる気がした。
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