第一部~勇者の道~

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遂にこの時が来た。今日が当選したと分かる日だ。 どれだけ待ちわびた事か……。 今日の心臓はいつもより、激しく動いていた。 俺達は鞄を優太に持たせ横一列になって歩いていた。 「遂に、今日だな」 健太郎が、みなに問いかけるように言った。 「そうだな」 「よし! 明日当選したかどうか発表しようぜ!」 俺は片手を挙げた。 「いい結果を待ってるぜ! じゃ明日な」 健太郎が優太の所に行き乱暴に自分の鞄を取った。 「俺も帰るね」 航平も自分の鞄を取った。 俺も鞄を取り、自分の家に帰って行った。
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