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ちぎれて流れる雲を
鏡の海が映し出す
淡く青き色した
空を舞う旅鳥は
遠き地へ
もし、今わたしに翼があったなら行くべき場所を見つけられたなら
愛しき人が居る元へ
飛び立ってゆくでしょう
朱い日は沈み
空は燃え上がり
蒼い月が照らし
海は眠る
静かな浜辺の波は
銀色の砂を濡らしてゆく
香る潮風に言葉を乗せれるなら
願いも想いも運ぶとしたら
胸に秘めた全てを託(タク)し
愛しき人へ伝えるでしょう
許されるのならば
あなたが過ごす時間の中で
わたしが隣に居られたらいい
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