睦月死紀(むつきしき)
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「はぁ…すべてにおいてめんどくさい…」 そんなことを呟くこの男 名を睦月死紀という いま彼は「人ではあるが人でないもの」 と対峙していた 否、人ではあるが人でないものに 囲まれていた 「はぁ…すべてにおいてめんどくさい…」 また同じことを言った死紀は 更に続けてこう言った 「めんどくさい…しょうがない…みんな気にせず死んでくれや」 そう言って彼は『それ』を取り出した。 その刹那 周りのすべてが消えていた
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