プロローグ

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一方城の中 一人の若い女性が城の中をうろうろしている。 彼女の名は、リルという。 この城の王女だ! 歳は21歳! 運動神経が良く、とても優しい女性だ。 リルは生まれた時から町から出たことがない。 それに、町に行くにしても、よほどの事情が無い限りは、出させてもらえない。 リルはその城での窮屈な生活に嫌気をさしていて、いつか外の風景を見ようと考えて、脱走の準備をし始めた! そして、今日の王妃の誕生際で、陽が暮れてくると、町に繋ぐ橋がかけらるその時に、町の人に変装し脱走する事を思いつく。 陽が暮れる前に脱走の準備を済ませて、置き手紙を書いた。 手紙には、「暫く外の世界を見に行こうと思い旅に出ます。どうか捜さないで下さい。」と書いた。 書いた手紙を机の上に置き、町の人に見えるような服装に着替えた。 陽が暮れて、町に橋がかけられ、町の人が王妃を祝うために続々入ってきた。 それを見計らって、リルは町に出て行った。 しかし、見張りの兵は怪み、リルの変装した姿を監視していた。 それに気付き、走って抜け出していった。 兵は怪しみ追い掛けるものと、王に報告するものに別れた。 王に報告しに行った兵はすぐさま王に説明し、王女の部屋に入る許可をもらい、王女の部屋に入る。 そこには手紙があり、王にその手紙を渡した。 王はそれを読み、事の出来事を理解しリルを連れ戻すように命令を下した。
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