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「ギン!しっかりして!ギン!?」
誰かが僕を呼んでる…。
「ママっ!!ギンが…。ギン助けて。」
そうだ…。
僕、車にひかれたんだっけ。
僕を呼ぶのはハルヒちゃんだ。
ハルヒちゃん…。
僕の大好きなご主人様。とっても優しくて泣き虫な女の子。
あらら。あんなに泣いちゃって。
泣かないで。
僕は、ハルヒちゃんの笑顔が好きなんだから…。
僕はハルヒちゃんを泣きやますのが得意なんだ。
いつも泣いてばかりだけど、僕が涙をペロッと一舐めすればすぐに泣きやむんだ。
だけど、ダメだ体が動かない…。
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