接 吻
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いつも優しくしてやろうとは思ってはいる だけど その瞳が その指が その声が そんな決心など意図も簡単に崩してしまう ――遼 ほら またそうやってまた俺のペースを狂わせていく 少しずつ蝕まれていくような感覚がして お前の全てが俺をお前から離れられなくする そっと触れた指先からじんわりと熱が伝わってきて お前の熱が俺へと溶けていった 嗚呼 君に蝕まれていくことに悦びさえ感じるのです
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