強行

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アパートに着くとトラックが待っていた。 太っちょ「お久しぶりです。」 太っちょが引越し屋に声をかけた。 どうやら知り合いのようだ。 軽く世間話をしたあと、早速引越しが始まった。 2トントラック一台分。 直ぐに積み終えた。 俺はバイクを一台持っていた。 それで、ガスの精算だけは立会いが必要なので俺は後から行く事にした。 太っちょと引越し屋は、先に行って荷物を降ろしておいてくれる事になった。 30分後、ガス屋の立会いも終わり、寮に向かった。 俺が着く頃には、ほとんど、降ろし終えていた。 部屋に入ると、荷物が乱雑に入れこまれていた。 太っちょ「片付けは一人で出来るな。先に会社に帰るから、夕方には戻る様にしてくれ。」 そう言うと、帰っていった。 しかし、不便な部屋だ。 洗濯機の置場がない。 しかたないから、ベランダに出した。 荷物の紐ときは、後でいい。 一ヶ月の間、何も出来ないんだから、その対応だけした。 特にバイクの盗難に対して、かなり気を使った。 近くのお店で軽くご飯を食べた。 すると、電話がかかった。 課長から、直ぐに会社に戻れと言われた。
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