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礼和は勢いよく光夜に突進する。
その手にはトンファが握られていた。
右手のトンファは赤く、左手の方は茶色かった。
礼和「はっ!!」
まずは右手のトンファを突き出す。
炎が吹き出し火属性である事がわかる。
光夜はなんとか避けた。
しかし続けて左手のトンファが突き出される。
光夜「ちっ!」
光夜は天神の腹でなんとか受け止めた。
そして後ろに一気に飛びのいた。
礼和「へーやるじゃん。僕の攻撃を防げる人が学生にいるなんてね」
光夜「当たり前だな」
口ではそう言っても内心、光夜は焦っていた。
さっきの攻撃も案外ぎりぎりだったりするのだ。
礼和「じゃどんどん行くよ!!」
光夜「させるかよ!!激流の刀……時雨、壱の型……氷霧」
光夜は近づかせてはいけないと判断し氷霧を発動した。
あのトンファが火の属性を持っていてもあの程度の火力では防げないだろうし、礼和の属性は多分、地属性だろうと光夜は踏んでいた。
なぜならこの森は礼和が造ったと想われ、そんな事が出来るのは地属性しかないからだ。
礼和「火炎の竜巻!!」
光夜「なっ!?」
しかし予想と反し礼和は火属性の上級魔法を使ったのだ。
それにより氷霧は消え去ってしまった。
礼和「いまの技凄いね」
光夜「お前の属性は地じゃないのか?」
礼和「僕はね火と地の2つの属性が使えるんだ」
その言葉に光夜は驚愕した。
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