春の章

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『無題』 まぶしい太陽を、真正面に受けて 翳す手のひらは、紅く浮き上がってる 誰もいない広場、ただひたすら走る 何も目的は無く、ただ何となく走る 呼吸を繰り返しながら、正面だけを見つめて 大きく振る腕は、全力疾走の姿 自分の思い描く、人生なんて物は 自由じゃ無い辛さが、楽しく思える 自分の知らない事、サプライズがあるから 私の人生が、楽しい物なんだ 疲れた身体を、芝生に投げ出す 荒い呼吸は、いつまでも続いてる 碧く澄んだ空、白い雲が流れてる 目を閉じればそこは、一人だけの世界 今までこんなに、全力で来たのかな? 呼吸が荒れるほど、走って来たのかな そんなに考えても、過去は戻らないなら 思い出に振り返らず、前を向いて歩いて行こう 空に流れている、白い雲の様に 自由に生きながら、人生を楽しまなくちゃ
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