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『僕はなんの為に生まれてきたんだろう……』
雨が激しく地面に弾ける。暗がりの路地で僕は悔しさからこうつぶやいていた。
「おっ、チビ助そんなくらい顔してどうしたんだい?」
そう声をかけてくれたのは、この路地を曲がった先にある、チーズ専門店を営むネズミの[チーマスター]だ。
『チーマスター……』
僕はつぶやいた。
「そんなとこにいたら風邪ひいちまうぜ!店寄ってけよ!!」
僕はうなずくとチーマスターの後を追いかけていた……
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