運命は突然に

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青く晴れ渡った空。 清々しい風。 賑わう街。 でも、私にはそんな事は関係ない。 だって、私は今、手首と首を鎖で縛られ、みすぼらしい格好をしている。 自慢のブラウンのロングヘアーはボサボサで、青い目だって死人のように輝きがない。 数ヶ月前、私の家は焼かれ、両親は殺された。 お姉ちゃんと弟とは離れ離れになって、安否が分からない。 もう、生きていく気力すら沸いてこない…。 神様は、私を見放してしまったのだろうか…。    
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