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自分が、8才の頃の冬でした。
僕の、妹が産声をあげたのは。
12月の後半、僕にとって2番の妹となる、さきが生まれました。
さきは、生まれた時から元気が良く、1週間程で退院できました。
僕はさきが、生まれてきて、こんなに嬉しい事はありませんでした
しかし、生まれて 1ヶ月目の事、さき が、夜中に大熱を出し慌てて救急で病院に行きました。
病院に駆け込み、、、 1時間 、、
僕達に知らされた事は残酷な答えでした。
涙を流し、部屋から 出てくる母、下を向いたまま 父の目から
大粒の涙が、頬を流れて廊下に落ちる、、
8才の僕は、何が起こったのか、全くわからなかった。
何も知らない僕は、
母に聞いてみた。
僕
「ママ。何で泣いてるの? 僕、悪い事した?」
母
「ううん。あなたの せいじゃないよ。」
母は、この後は何にも答えてはくれません でした。
翌日の朝、、、
母は昨日の、出来事を寂しいそうに話しました。
母
「あのね、さきは 肺にバイ菌が入って
病気にかかちゃたんだ。」
その頃の、僕には理解できなかったが、
今になって、あの時 母が言った言葉の意味を知った。
さきの病気は「肺炎」治療すれば治るが、
小さい頃に、かかると
成長に害が及ぶのだ。
昨日、母と父が先生から聞いたのは
この事だったのだろう
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