お手軽サイドビジネスの巻

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もん君の発案した、ナイスなビジネスの成功で、アホな僕とアホなもん君はバイトを辞めた。 約2週間で、30万近くの売り上げを出していたのだ…顧客も顔を覚えれない程増えていた。 客と僕らの間では、変なルールが出来ていた。 常連さんはなんらか世間話しをして、最後に「いつもの。」と言う。するとトイレで金の受け渡しする。「いつもの。」がなければ売らない。ただの世間話しになる。 誰かの紹介で声をかけて来る新客は「こんちわ。」まず、最初に声をかけてくる。「こんちわ。」が出た時点で客と言う事なので、トイレで軽く説明する。そして次回からは普通に友達みたく声をかけてきてもらう。で、次回からメダル欲しい時は「いつもの。」と最後に言ってと頼む。 これは、いつの間にか出来たルールになっていた。 が… ここで問題が、メダルが急激に減りつつあった。 13万枚あった、メダルが6万枚まで減ったのだ… これは、死活問題だ… 俺等もメダルを増やさなければ… そう思っていたある日。 もん君は閃いた。 こっちの店側にもそろそろ協力者が必要だ… 誰か、知り合いをここで働かす? まぁ無理だろう… 店員と親しくなる? それしかねぇ! 若い奴で、俺ら側におる人間がいいが… そんな時に入って来た新人に僕等は目をつけたのだった。
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