社内恋愛～大人の恋物語～

忘年会

賞与査定も終わり
歳暮挨拶と師走は秘書も早歩き

そして、遂に来ました忘年会

既に呼ばれた忘年会もあるけれど、やっぱ本社の忘年会は気合いが入る。

何がって？勿論、余興！

去年は竹村先輩と流行りの漫才の真似て見事５万円ゲットした。

全ての部署から最低一人は余興をしなくてはいけないルール

そして、
１番技が上手な者には会長から１０万
１番歌が上手い者には社長から８万
１番爆笑した者には専務から５万貰える。

思えば専務と初めて会話したのは去年の忘年会だったんだ、って今まで忘れてたけど。

勿論、秘書も公平に余興しなくちゃいけない。
因みに去年は社長のカラオケだった

「内藤さん、張り切ってますね。余興もお願いしても良いですか？」

え？軽く命令？
良いけど、何となく

「…公平にジャンケンとか…？」

「えっ？！」

あ、中井さんが困ってる

因みに中井さんは昔、一発芸したらしい

「ダメですか？」

「…解りました」

え？マジ？
言ってみるもんだなー