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しばらく歩くと、川と橋が見えた。
『!』
キィンッ……
金属音がだんだん近づいて来る。
俺は橋の方へ走った。
――………
「鬼ごっこはしめぇじゃ!」
「くっ!」
俺が橋に着いた時見たのは、肩から血を流している男の人と、悪人顔の大男だった。
「死ねや!」
『!やば…』
俺は刀を抜いて間に割って入った。
二人はかなり驚いている。
「なんじゃ、おめぇー!」
『ただの通りすがりです…よっと!』
ガキィ!
俺は力を入れて受け止めていた刀を吹き飛ばした。
「くっ!」
『さ、まだやるか?』
「覚えてやがれ!!」
大男は悪人特有の捨て台詞を吐いて去っていった。
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